カシミヤはカシミヤヤギから採れる獣毛素材です。
カシミヤの名前はインド北部高原地帯カシミール(kashmir)地方に由来します。
FreewayCashmereにて取り扱うカシミヤは内モンゴルの大地で大切に育てられたカシミヤヤギのものを使用しております。
カシミヤヤギの毛は冬の気温が零下30度にまで下がる厳寒から身を守るために暖かくできており、しっかりとした外側の毛の下に柔らかく細い毛が生えています。
カシミヤ製品として採取されるのはこの内側の毛になります。
カシミヤの特徴は、羊毛(ウール)に比べて1本1本の毛の繊維が細く長いので空気を含みやすく、光沢があり肌触りも良く、とにかく軽くて柔らかく保湿性が高いのが特徴です。
(1/1000mm=1ミクロン)
他の獣毛と比べても繊維の細さは突出しています。
カシミヤは生産量が少なく1頭あたりから取れる毛の量は150~200gで大変希少価値があります。
繊維の宝石 と呼ばれ、繊維のなかでも最高クラスに位置づけされています。
カシミヤヤギのこのとても細く柔らかな毛は一年にたった一度だけ、生え変わり時期の前にしか採取することが出来ません。
大変細いカシミヤの繊維は糸を紡ぐ際、他の獣毛に比べ多くの繊維で束ねるため、より多くの空気を繊維の間に含むことができ、高い保温性があります。
そして非常に細くしなやかな繊維は皮膚刺激が少なく肌ざわりがとても柔らかで敏感肌の方にもおすすめです。
繊維表面は鱗状のキューティクルにおおわれています。
このキューティクルは美しい光沢感を生み出し、カシミヤに含まれる油脂が表面を覆うことで独特のぬめり感を醸し出します。